家族の絆

 

家族関係の悩みの多くは、自分と異なる他者を自分の手の届くところに管理したり、支配したりしようとすることにあります。自分と違うことが許せず、自分の思いどおりにしようとします。自分と違う考えがあることが存在することが我慢ならない。そうすると相互に理解し合おうとすることは、いつしか理解しえないものを排除し攻撃する言動となってしまい、相互理解には到達できません。そして気づかないうちに、いつの間にか、愛であるはずのものは、相手を支配しあう、所有する愛となってしまいます。真の意味で家族の絆を強めるには、家族を構成するそれぞれの人のそれぞれの自己成長が必要になります。