自粛に負けない生活術
こころの安定に欠かせないセロトニンの分泌 三大神経伝達物質の一つであるセロトニンは、体内で生成され、精神を安定させる分子構造を持っています。特に抵ストレスに対しての効果があり、セロトニン分泌を増やすことで、こころの安定に大きく影響を与えることができます。
セロトニンが不足すると、こころのバランスが崩れ、
- 暴力的になる
- イライラ
- 向上心の低下
- 意欲の低下
- 協調性の欠如
- 不眠
- パニック障害
社会不安障害を発症する原因になることが知られています。また、統合失調症や双極性障害に用いられる抗精神病薬にもセロトニンへの作用があります。
ホメオストレッチは、自律神経系の安定、触れ合う、共感性、リズム、呼吸などセロトニン分泌を促す要素が複数含まれています。
また、食事、日光、リズムのある軽い運動もセロトニン分泌に大切なので、いくつか紹介していきます。 セロトニンは、トリプトファンから合成されます。
しかし、このトリプトファンは体内では生成されないため、食品から摂取しなければなりません。トリプトファンが豊富に含まれている食品は、白米、玄米、豆製品、乳製品です。さらにトリプトファンからセロトニンを合成するときには、ビタミンB6が必要となります。ビタミンB6を豊富に含むのは玄米や小麦胚芽、牛や豚、鶏のレバー、マグロや鰹の赤身です。これらの食品の摂取不足はありませんか?また、カツオ、マグロ、鳥の胸肉にもトリプトファンが多く含まれています。
これらは、脳疲労を改善するイミダペチプドを含むことでも知られています。 セロトニンを分泌するセロトニン神経は、日光を浴びること、適度な運動を行なうことで活性化されます。
セロトニンを増やすには、朝、起きたときの過ごし方がとても大切です。精神的に安定を失っていると感じている場合、朝の過ごし方に問題はないかチェックしてください。
まず取り組みたいのは、朝食を食べること。セロトニン神経は、よく噛むことで、朝の時間帯にセロトニンの分泌を増やすことができます。また、セロトニンの分泌には日光を浴びることが欠かせません(起床後直後の30分で15分程度が効果的)。
運動に関しては、一定のリズムで行なう運動がセロトニンの分泌を高めてくれます。また、歩幅を大きくしてウォーキング(今は外出自粛なので代わりに、スワイショウ、スクワットなど)を楽しむのがおすすめです。