2020年度実証研究について

2019年度の実証研究結果で、McB単独群では41.7%が有意にMPO値が低下したのに対し、McBとホメオストレッチの併用群では55.6%が有意にMPO値が低下することが明らかになりました。また、MOODではMcB単独群は、爽快感のなさ、疲労感、の2項目のみで有意な改善効果が見られたのに対し、McBとホメオストレッチの併用群では、緊張と興奮、爽快感のなさ、疲労感、抑うつ感、不安感、の5項目全てにおいて有意な改善効果が確認されました。

2020年度、実証研究のバイオマーカー・粘膜免疫の立役者「IgA」抗体

外敵の侵入を防ごうと働く粘膜免疫ですが、粘膜面で主体的に活躍している免疫物質があります。それがIgA抗体です。(コロナウイルスの抗体としても注目されています)

抗体とは、侵入してきた病原体にくっついて、これを無力化するように働く免疫物質。、免疫グロブリンとも呼ばれます。IgAは、特定のウイルスや細菌だけに反応するのではなく、

さまざまな種類の病原体に反応する守備範囲の広さが特徴です。IgAが低下すると病気にかかりやすくなります。このことは、上気道感染症(風邪)の発症と唾液中のIgA濃度の関係を調べた研究でも確かめられています。同時に、IgAが低いときは、疲労感も高まっています。まずは、6月にパイロットスタディを行ない、このIgAの唾液採取によるデータの安定性を調査していきます。