五月病・ゴールデンウィーク中に気をつけたいこと、過ごし方。
人は疲れてくると
判断ミス、不注意、感情的になりやすい、意欲の低下が起きてきます。
また、頑張る人、達成感や充実感のある人は疲労を感じにくいので、特に注意が必要です。
五月病やバーンアウト(燃え尽き症候群)にならないように、この連休でリフレッシュしてください。
リフレッシュの注意点
疲労は、心理的疲労と生理的疲労の2つがあります。
五月病などは、生理的疲労の回復が重要になります。
生理的疲労とは、自律神経の疲労のことで、人間のアクセルとブレーキになります。
アクセルは、活動する装置、ブレーキは休息、回復させる装置です。
五月病などの症状が出ている人は、アクセルを緩め、ブレーキの利きを良くすることが大切になります。
五月病の症状
- 疲れ果てる
- 無気力になる
- 手抜きをする
- 欠勤をする
すでに五月病の症状がある人は、連休中の過ごし方で、この1年の生活の質に大きな影響を与えます。
せっかくの休日ですが、アウトドアやスポーツを控え、しっかり身体を休めるようにしてください。
連休の過ごし方
- 過度な運動は避ける。
- レジャーや旅行疲れを避ける
- 悩まず、妄想せず、力を抜く
例えば、次のような過ごし方は科学的に効果があります。
1.植物やペットと過ごす
植物には青葉アルコールと青葉アルデヒドという脳疲労に効く成分が含まれています。
2.気分にゆとりを持たせるには、ゆっくり散歩する
空気の匂い、周りの音、歩く足底の感覚、風、温度、身体感覚に意識を向けることで、疲労している脳の部位が活性化してきます。
3.時間をかけて食事を楽しむ
好きなものをゆっくり味わい、楽しむと脳が若返ってきます。料理が好きな人は、少し努力が必要な料理を作ってみるのも効果的です。
4.相手の関心に関心を持つような対話の時間を持つ。
脳の老化スピードが遅い人に共通点があります。
それは、他愛的な人たち、共感する力を高めると心身がイキイキとしてきます。
5.お風呂はぬるめで、15分程度
ぬるめの入浴はブレーキの効きを良くしてくれます。連休中はシャワーではなく、湯船に浸かりましょう。
6.PCやスマホから距離を置く
今の時代、PCやスマホを使わないことは出来ませんが、使用時間を減らすことで、ブレーキだけでなく、連休明けに必要なアクセルの働きも良くなります。
バーンアウトと類似したものにうつ病があり、うつ病には「憂うつ」「気分が落ち込む」「自分を罰する思考に陥る」といった特徴があります。
バーンアウトは、職種や業種を問わず発症します。
特に、医療、福祉、教育に関わる若年層に発症が多発しています。
どちらにしても、自らもストレスと上手に付き合う技を身に付けることがポイントです。