理事長あいさつ

 現代社会において、私たちが直面するストレスは多様化し、日々の生活や仕事においてその影響を無視することはできません。ストレスは時として、私たちの心身のバランスを崩し、健康や人間関係、さらには人生全般に大きな影響を及ぼすこともあります。
 当協会は、「より多くの人々がストレスと健やかに向き合い、自分自身や大切な人々を支える力を身につける」ことを目指して設立されました。ストレスケアカウンセリングの普及を通じて、個々の力を引き出し、豊かな社会の実現に貢献したいと考えています。
 私たちは、会員の皆さまとともに歩みながら、科学的根拠に基づいたケアの実践や、カウンセリング技術の向上に取り組んでいます。また、心の健康を守るための具体的な方法や知識を広く伝えることで、ストレスに悩む方々が安心して日常を過ごせる環境作りを支援しています。
 「小さな一歩が大きな変化を生む」という信念のもと、私たちは日々研鑽を重ね、地域社会や職場、家庭での実践に役立つ活動を展開しています。皆さまのご支援とご協力を賜りながら、より多くの笑顔をつなげる協会でありたいと思っています。
 これからも、共に学び、共に成長する場を提供してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 日本ストレスケアカウンセラー協会

理事長 美野田 啓二


略歴

美野田 啓二(みのだ けいじ)

一般社団法人 日本ストレスケアカウンセラー協会 理事長
株式会社BTU 会長 / バランスセラピー学創始者

40年以上にわたり、ストレスケア教育と臨床に携わり、体系的な「バランスセラピー学」を創始。これまでの修了資格者は全国で5,000名を超え、ストレスケアの普及と人材育成に力を注いでいる。

法務大臣表彰受賞。法務省九州矯正管区長表彰、東京大学特別貢献会員。徳島大学非常勤講師、法務省篤志面接委員。早稲田大学卒業、日本大学大学院博士前期課程修了。J-MCMC。所属学会は日本心身医学会、日本認知行動療法学会。

研究・社会活動

東京大学にて「バランスセラピー・認知動作型トレーニング講座」を開講。
厚生労働省・南三陸緊急人材育成支援事業に採択され、被災地に「ストレスケア科」を開講。
また、公立病院へのリラクセーション外来の導入など、研究成果の社会実装に継続的に取り組む。地域社会、教育機関、行政・福祉分野と連携し、心身の健康づくりとストレスケア教育の推進に尽力。
実証研究は、東北大学・東京大学・先端医療技術センター・大阪市立大学・熊本大学・徳島大学等と共同で実施。
脳科学研究は Neuroscience Letters、行動科学研究は International Journal of Behavioral Medicine に掲載。また、環太平洋国際化学会議にて研究成果を発表。

主な著書

『見えないストレスを克服する1日10分脳ストレッチ』(幻冬舎)
『見た目でわかる!うつになる人、ならない人』(青春出版社)
『脳の疲れをとるストレッチ』(扶桑社)
『脳が若返る歩き方』(KADOKAWA)
『21世紀に生きる家族のしあわせ』(ラピュータ)
『あなたの人生を変える雨の日の過ごし方』(文響社)
『ストレスケアカウンセリングの技法と実践』(BTU出版)ほか