実証に基づくストレスケアカウンセリング

ホメオストレッチは、27年間に及ぶ大学法人や研究機関との共同研究を行い、先端医療技術の脳断層撮影、脳波測定、自律神経系解析などのバイオマーカー、心理学的調査により、ホメオストレッチの効果を科学的に実証しています。


目次

ストレスケアカウンセリングの特徴

  1. 多くのバイオマーカーで効果が実証されている
  2. 短時間で心身の変化をもたらす
  3. 長年にわたって蓄積された疲労やストレスを解消させる
  4. 訓練を要せず、相手に負担をかけない
  5. 深い生理学的、精神的リラクセーションを得られる

共同研究機関(抜粋)

  • 東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学
  • 東京大学医学部心療内科
  • 東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野
  • 大阪市立大学医学部付属病院
  • 熊本大学大学院生命科学研究部
  • 関西福祉科学大学健康福祉学部
  • 静岡県健康福祉部・先端医療技術センター
  • 徳島大学大学院社会産業理工学部研究部
  • 東京大学特別貢献会員(バランスセラピー認知動作型トレーニング講座)

同研究機関(抜粋)

  • 日本心身医学会
  • 日本認知行動療法学会
  • 日本自律訓練学会
  • 日本疲労学会
  • 日本産業ストレス学会
  • 日本神経科学会
  • 日本透析学会
  • 国際行動医学会
  • ニューロサイエンスレター
  • 環太平洋国際化学会
  • 21世紀COEプログラム「疲労克服研究拠点の形成」研究室

ヒトにおける筋緩和刺激の脳神経反応について

先端医療技術センター・静岡県健康福祉部
Y.Ouchi1, T. Kanno1, E. Yoshikawa2, T. Ogusu2, H. Okada2, K. Minoda3, H. Doi4
第 27 回日本神経科学大会(大阪国際会議場)2004.9.21~23

HS(ホメオストレッチ)は初期に脳幹、特に中脳を刺激し注意中枢と言われる前帯状回が刺激される。HS で心拍が低下(副交感神経機能が上昇)するにつれ情動神経回路に関わる側座核と前頭葉眼窩皮質の神経活動が高まった。これは、側座核を中心とする中脳皮質神経系の興奮が精神的リラックスの獲得に重要であることが推察される。HS で下側頭皮質と外側後頭皮質、紡錘回の神経活動が上昇したことは、催眠時リラクセーションの脳内表像の出現を意味していると考えられる。


“PET”(Positron Emission Tomography)陽電子放出型断層撮影を活用した
バランスセラピーによる脳内動態の研究 

Yasuomi Ouchi a,*, Toshihiko Kanno a, Hiroyuki Okada b, Etsuji Yoshikawa b, TomomiShinke b, Shingo Nagasawa C, Keiji Minoda d, Hiroyuki Doi e
2007.1 Neuroscience Letters(407)ニューロサイエンスレター

ホメオストレッチはこの終脳(脳幹)-扁桃体系に影響を及ぼし、脳の副交感神経性緊張を高め、小脳の有意な相関性については、小脳は視床下部と相互に連結し、自律神経系機能を調節する神経回路に入ることができることから、小脳が副交感神経系の調節に関与していることを示しているものと思われる。

結論として、幸福な気分は扁桃体や楔前部などの帯状皮質後部の賦活と関連していることから、本研究の結果より、ホメオストレッチは、前脳、扁桃体および楔前部の回路網のニューロン活動を調節することによって精神的リラクセーションをもたらすという効果に関する科学的エビデンスが得られた。

脳の重要な部位を活性化させる
  • 初期に脳幹、特に中脳を活性化させる。
  • 注意中枢である前帯状回が活性化される。
  • 副交感神経機能が上昇する。
  • 情動神経回路に関わる側座核と前頭葉眼窩皮質の神経活動が高まる。
  • 下側頭皮質と外側後頭皮質、紡錘回の神経活動が上昇する。
  • 扁桃体系に影響を及ぼし、脳の副交感神経性緊張を高める。
  • 楔前部などの帯状皮質後部の賦活と関連している。

驚くべき脳の変化を導き出す

行動を活性化させる

中脳

中脳には、A10神経という精神性に関わる神経があります。ドーパミン系神経、報酬系神経とも呼ばれ、中脳から出て、怒り・恐怖などの感情の抑制、記憶、欲求の実現、高度な精神活動、創造、記憶・学習を総合しています。ホメオストレッチは、報酬系の活動を活発化させ、意欲やひらめき、気づきを生み出して総合的な人間力を高めていきます。


感情を安定させ、おだやかにさせる

扁桃体

無理なストレスにより、扁桃体の興奮が続くと感情が増幅されてコントロールできなくなります。ホメオストレッチは、扁桃体系に影響を及ぼし、脳の副交感神経性を高めます。さらに、視床下部で合成され下垂体からオキシトシンを分泌させることにより、扁桃体の興奮を鎮静化させることができます。


集中力を高め・選ぶ力を高める

眼窩前頭皮質

2019年に眼窩前頭皮質において、その個体にとって「どちらの選択肢がより価値が高いか」という選択行動に関わる処理が行われていることが神経細胞のレベルで明らかになりました。眼窩前頭皮質の機能が低下するとより価値の低いターゲットを選ぶという、非合理的な選択の頻度が有意に上昇します。ホメオストレッチは、価値の高いものを選び出す力と集中力を高めていきます。
「 Communications Biology 」


意思決定、問題解決、共感や認知機能に関与

前帯状回

帯状回は大脳辺縁系に位置して、他人の心の理解、意思決定や問題解決に重要な役割を果たしています。帯状回認知領域が十分に機能しない場合、感情にかられて、適切な行動ができなくなります。ホメオストレッチは、物事の理解力や整理(ワーキングメモリ)、感情の抑制に働きかけていきます。


脳中枢・脳幹部を活性化させる

脳幹部
  • 全身の筋肉バランス調整
  • 心・感情・本能の調整
  • 自律神経・免疫・ホルモンの調整
  • 毒素の排出作用
  • 学習、集中、記憶に関与
  • 血圧・血流・心拍数・血糖の調整
  • 体温や体内水分の調整

ホメオストレッチについて

The relaxation program by Balance Therapeutic Science  
BTU  美野田 啓二
日本自律訓練学会 2000.10

ホメオストレッチは生理的なリラクセーション状態に導くために介入する。したがって、そのために重要ないくつかの特徴を取り上げてみる。
末梢から中枢へリラクセーション信号を送り、中枢にリラクセーション反応を起こさせ、その結果全身の「筋バランス」の回復を図ること目的とする。
心理的な影響を強く受けやすいと考えられる抗重力筋群を中心に介入する。
通常のストレッチと異なり、随意筋を不随意(他動)的に操作する。
伸展は関節の可動制限まで運動させず、軟組織の抵抗が強まる個所を基準とする。
筋や腱の強化を目的としないので、痛み、不快感がある場合は中止する。
筋組織に対して与える垂直圧の圧力は 4~7 キログラムの範囲で実施する。 ホメオストレッチの介入時間は通常で 10 分~15 分程度である。


ストレスに強い体になる

免疫力が高まり、安らぎを与え、不安を感じなくなる。

一か月間、ストレスケアカウンセリングを受ける被験者と栄養機能食品(サプリメント)を飲用する被験者2群に分け、実証研究を行ったところ、

すべての結果から、ストレスケアカウンセリングは栄養機能食品(サプリメント)の飲用よりもストレス低減に改善がみられた。

徳島大学大学院社会産業理工学研究部との共同研究 2021
【環太平洋国際化学会議2021発表 2021年12月】

ストレス耐性を強め、免疫の働きを強める

適正化を示唆 ノルアドレナリン

生体内において、神経伝達物質またはホルモンとして働くノルアドレナリンは、覚醒-睡眠やストレスに関する働きをし、注意、記憶や学習などにも影響すると考えられている。

分泌が不足した状態では注意力が散漫になる等の弊害が現れる一方、分泌量が過剰な場合、多動傾向を示す。

第38回 日本ストレス学会学術総会にて発表されました。

「ストレスケアカウンセリングと栄養機能食品(サプリメント)の自律神経失調症に対する改善効果」
(徳島大学大学院社会産業理工学部 教授 宇都義浩)
日時:2022年11月27日

BTUのストレスケアカウンセリングは、ホメオストレッチによって筋肉に蓄積したストレスを緩和して生理学的なリラクセーション状態を作り出すものである。
自律神経系の活性化や、脳幹、中脳、前帯状回が刺激されることで側坐核と前頭葉眼窩皮質の神経活動が高まることが確認されている。
また、うつ病の予防や慢性疲労症候群に対する研究成果が複数報告されている。本研究は、徳島大学倫理審査委員会の承認を受けて実施した。【承認番号20004】(抜粋)

今後は学会誌「ストレス科学」に論文が投稿される予定です。

短期間で効果が表れる

ホメオストレッチの生理学的効果

東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学・熊野宏昭
東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野・渡辺宙子
宮城中央病院 ・山内祐一
早稲田大学人間科学部・坂野雄二
BTU・美野田啓二
日本心身医学会:1996.03

ホメオストレッチは 1 週間に 3 回という比較的限られた回数であっても、セッション中ではα波の振幅増加によって示される中枢神経に対する生理的リラクセーション効果を持ち、セッションを繰り返すことでは皮膚電気伝導水準の低下によって示される交感神経に対する生理学的リラクセーション効果を持つことが示された。


ホメオストレッチの心理学的効果

東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学・熊野宏昭
東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野・渡辺宙子
宮城中央病院 ・山内祐一
早稲田大学人間科学部・坂野雄二
BTU・美野田啓二
日本心身医学会:1996.09

ホメオストレッチは 1 週間に 3 回という比較的限られた回数であっても、確かに全身の歪みを除き、「筋バランス」を回復するという目的を達成していることが確認された。そして、それに伴って、疲労感の減少と爽快感の増大といった望ましい気分の変化がもたらされたことから、ホメオストレッチが心理的なリラクセーション効果を持つことが示された。


様々なシーンで効果を発揮する

疲労克服研究の最前線

慢性疲労症候群患者に対する1回のホメオストレッチ実施の効果

データ保管:21世紀COEプログラム「疲労克服研究拠点の形成」研究室
関西福祉科学大学健康福祉学部健康科学科. 倉恒弘彦
大阪市立大学医学部附属病院. 渡辺恭良
大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学.田島世貴
横浜国立大学大学院工学研究院. 小泉淳一
2007.11

疲労研究において、これからの大きな課題として残されている疲労対処行動の有効性に対する検討のうち、ホメオストレッチに関してその有効性を検討した(n=16)。その結果、心理質問票(BAS)では、疲労感の変化、気分の落ち込みの変化、イライラ感の変化、不安感の変化、緊張感の変化に有意な改善が示された。また、心拍変動解析による自律神経系の解析結果は副交感神経が活性化され、交感神経が抑制されるリラクセーション状態を示した。

BAS
疲労感の変化、気分の落ち込みの変化、イライラ感の変化、不安感の変化、
緊張感の変化


子供たちをイキイキとさせる

保健室にホメオストレッチを活用して

養護教員
2004.03

1996 年~2000 年の 5 年間に公立小学校の保健室を利用した男児 41 名、女児 28 名の合計 69 名についてホメオストレッチの効果の検討を行った。主な主訴は、頭痛、腹痛、気分不良、その他の身体症状であった。保健室の利用後に早退や保健室の再訪率は 15~20%である。このような中で、保健室を来訪した子どもにホメオストレッチを実施した場合に、95%が教室へ元気に戻ることができた。筋バランス(姿勢)の改善率は介入した子どもの 87%に効果が確認された。

小学生のストレスケア研究報告

東京大学医学部心療内科 ・BTU 2004.1~2005.1

小学生児童にも広がるストレス反応を緩和させることを目的として、小学校高学年児童(146 名)に対し、リラクセーション法のひとつであるホメオストレッチを行った。7 回目のホメオストレッチまでには、全身の筋バランスを整えるというホメオストレッチの本来の効果が現れ、それとともに、心理面のストレス反応であるうつ・不安、不機嫌・怒りの改善がみられた。これにより、小学生児童に対するホメオストレッチのストレス反応緩和における有効性が示された。ホメオストレッチ終了後のフォローアップ期間においても各指標とも悪化せず、効果の持続が示された。


児童生徒のストレス状態の実態把握
支えあう人間関係を育む支援のあり方を求めて

佐賀市児童生徒理解推進委員会佐賀市教育研究所・佐賀市教育委員会 学生教育課
2008

小学校 59 人、中学校 434 人の合計 493 人に対してストレス実態調査を質問票(心の様子 16 項目・体の様子 17 項目)で行った。その結果、質問票の得点が高い子どもは、教師から見ても気にかかる子どもであることが多かった。また、普段は何事にも真面目で一生懸命頑張っていると思える子どもが、ストレス過多に該当する場合もあった。児童にホメオストレッチ(肩の操作のみ)を行うことで、質問票(BTU)の 33 項目の殆どに改善効果が確認できた。また、朝の時間にホメオストレッチ(肩の操作のみ)を行うことで、心身が楽になりその後の授業やテストにも集中して落ち着いて取り組めた。今後、教育活動への効果へも大きく期待できると考える。


少年非行の更生に役立つ

少年院入院者におけるホメオストレッチの効果の検討1

東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学・熊野宏昭
東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野・中谷直樹
BTU・美野田啓二
日本行動療法学会:2000.08

本研究では、少年院入所者についてホメオストレッチによる介入効果を調査した結果、筋骨格系の左右の不均衡の改善、外向性傾向の低下、社会適応性の上昇及び妥協性の上昇を示した。


少年院入院者におけるホメオストレッチの効果の検討2

International Journal of Behavioral Medicine
Psychological Effects of the Muscle Relaxation on Juvenile Delinquents

東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学・熊野宏昭
東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野・中谷直樹
BTU・美野田啓二
国際行動医学ジャーナル(日本行動療法学会荒記賞受賞)2000.08

ホメオストレッチは非行少年に対するフラストレーション耐性のいくつかの様相を改善すると示唆される。私たちの研究は、非行少年の大きなサンプルを備え、無作為化された試みの治療教育に関する大きなヒントを今後与えていく。


懸命に働く人を支える

極限状態の危機的疲労をV字回復させる

関西福祉科学大学教授 東大特任教授・厚労省疲労研究班班長 倉恒
2012.1

被災者および被災者支援者 80 名をホメオストレッチの前後で比較すると、疲労感、不安感は多くの人々で軽減が認められ、統計学的に有意に改善がみられる。
さらに、50 名の方については脈波検査を用いた自律神経系バランスにつき調べてみると、交感神経系/副交感神経系(LF/HF)比が平均で 3.44 と健常者と比較して極めて高く、相対的な交感神経系の過緊張状態にあることが分かった。 LF/HF 比が2を超えている交感神経系過緊張状態にある方の解析ではほとんどの方で改善がみとめられ、統計学的に有意な変化がみられることが確認された。


IT企業におけるメンタルヘルス障害発病予防策の成功例

BTUストレスマネジメント研究所 東京所長 北 博之
日本産業ストレス学会 2011.1

2008 年 4 月~2010 年 9 月の間、長時間残業者の中から産業医との面談でケアの対象となり受けた人114名、復職後リハビリ的就業形態でケアを受けた人48名について実施した。その結果、長時間残業者の 114 名から新たな発病者はなく、長時間残業者のケアに有効であることが実証された。また、心理質問票のバーンアウトスコア p.<0.1  ストレス尺度(SDS)p.<0.5 ストレス指数(AG)p.<0.1と心理的効果が確認できた。


過重労働者に対するホメオストレッチの効果の検討

大手企業健康管理センター・産業医・BTU
2008.12

過重労働者に対して、比較的短期間で実施されたホメオストレッチの労働者の心理面に与える効果を検討した。その結果、心理質問票の MOOD は、「爽快感のなさ」「抑うつ感」「疲労感」「不安感」に有意な効果が得られ、ホメオストレッチは労働者のメンタルヘルスに有益に作用することが示唆された。また、バーンアウトスコアの高い 27 人中 25 人の82.5%に効果を示し、うつ尺度の高い 27 人中 15 人の 55.6%に効果を示した。


勤労者の精神的ストレスに効果を発揮

矢内原研究所 ・静岡県健康福祉部・BTU
2005.2

136名の勤労者に対して、ホメオストレッチは新規スレス指標である唾液中 CgA を低下させる傾向を有することを明らかにした。特に精神的ストレスを自覚している被験者の場合に、その傾向が顕著であることが確認された。これらの結果はホメオストレッチによるリラクセーション効果を支持するものである。


激務の医療従事者を支え、若返らせる

看護師19名に4週間で8回のストレスケアを行った結果

自律神経の働きに関してコントロールにおいては有意な変化はみられなかった。しかしホメオストレッチでは有意に上昇していた(P<0. 05 Wilcoxon検定)。N=19

自覚的な疲労の程度・イライラの程度・不安感の程度・緊張の程度は、コントロール群では有意な変化はなかったが、ホメオストレッチ群では有意な改善が認められ、ホメオストレッチに伴う自覚的な症状の改善が確認された。さらに、自律神経機能解析においてもTotalパワー値の上昇がみられ、疲労状態では低下する自律神経活動の上昇が確認された。

看護師31名に52日間で10回のストレスケアを行った結果

介入前と介入後の平均値のt検定を行った結果、「心理的な仕事の負担・p<.01」「不安感・p<.05」「疲労感・p<.05」「抑うつ感・p<.05」「身体愁訴・p<.01」「仕事や生活の満足度・p<.05」「寝つき・p<.05」「熟睡度・p<.01」 「週2回以上の安眠・p<.05」「ストレス指数・p<.01」
日本産業ストレス学会

愛着障害へのアプローチ

愛着障害患者を脳活動の観点から脳科学的に検討し、
適切な愛着障害の早期診断とバランスセラピー)による

治療のための実地応用

熊本大学大学院生命科学研究部 友田明美
2010.8

NAT(Neuronal Activity Topography)脳神経細胞異常を脳表面に表示、定常的なニューロン機能低下部位とその内容を脳表面に可視化する。発達障害児の前頭前野の機能が著しく低下しているケースを安静時とホメオストレッチ実施後とで比較する。その結果、安静時では改善されないが、同一時間ホメオストレッチをすることで大きく改善されている。

赤い箇所:過大変動 Beta-Gamma(13~40Hz)
※ ホメオストレッチ前の安静時は前頭前野の機能(高次脳機能)が健常例よりも著しく低下している。低下の度合いは左右対称である。
※ ホメオストレッチ後は前頭前野の機能は、ほとんど正常状態まで改善している。

一次視覚野

ホメオストレッチで活性化する後頭葉の機能的領域は一次視覚野。愛着障害の研究では、一次視覚野容積が20%減少していることが知られている。


摂食障害と診断された 16 例のストレス改善

不安定な愛着スタイルを持つ10代の女性が食と体重にかなりの興味を示し、不安定型の愛着スタイルと摂食障害は何らかの関係があることが知られている。 摂食障害と診断された 16 例(全て女性、平均年齢 14.8 歳)、健常若年 12 例に対して、ホメオストレッチ前後の脳機能劣化度測定Dα 値を比較した結果、摂食障害者の人は健常者の人と比べ、ホメオストレッチ前後で Dα 値に差が見られ、患者自身の心理的変化にも効果がみられた。